ネット環境がなく、
本も読まず、
ラジオも聴かず、
新しい音楽も聴かず、
雑誌も読まず、
映画も観ず、
日常で依存している「新しい情報」を遮断した生活で分かったこと。
インプットが遮断されることで、
アウトプットに専念できる。
だから、小説を書くにはとっても良い環境でした。
自分の中で熟成されたものの上澄みを、丁寧にすくっていけた、というか。
去年までは、
堀辰雄、室生犀星、立原道造とかの「軽井沢ゆかりの小説」を、
無理やり読んだりしたのですが、
やっぱり、軽井沢小説は軽井沢で読むもんじゃない。
タイに旅行に行って、わざわざ三島の「暁の寺」読まないのと一緒で、
やっぱり、そういう舞台小説って「行けないから、読む」ものなんだろう。
都会で生活して、
心がすさんで、
ストレスたまって、
現実逃避が必要になった時に読むものかな、と。
田舎ぐらしを夢想するOLみたいだけど。
以下、雑記。
【軽井沢現代美術館】
奈良美智、草間彌生の作品が充実していた。
軽井沢で彼らの作品に出会えるとは思ってもみなかった。
イサムノグチの油絵なんていう、かなり珍しい作品もあって、
現代美術が好きならば、絶対に満足できるでしょう。
そしてまた資料コーナーが、マジ充実している。
センスのいい美術好きの人の家の本棚のよう。
マティスの「JAZZ」って、実際、手に取って見たのは初めてだ。
ちなみに千円の入場料で、最後に信州りんごジュースが飲める。
【上田市(サマーウォーズ)】
上田市はサマーウォーズの舞台。
去年、サマーウォーズのロードショーもここにある映画館で観ました。
一年経っても、街中のいたるところに、サマーウォーズ。
サマーウォーズ目当ての観光客も、かなり多かった。
細田守監督のサイン色紙が別所温泉にあった。
【室生犀星の文学碑】
旧軽井沢の川沿い。
ここに遺骨が分骨されています。
別荘も近くにあります。
旧軽井沢の写真館では、氏のブロマイド(?)も買えます。
ちなみに、何年か前に「愛の詩集」の復刻版を買ったのですが、
今は実家においてあります。
ちなみに、萩原朔太郎の
「月に吠える」「虚妄の正義」「猫街」
は今でも本棚にかざってあります。
【ヤッホーブルーイング】
よなよなエールでおなじみのビール会社兼工場。
ケニーロとフィッシュのお土産に、2010年限定ビールを購入。(メンバー思い)
【ドメイヌ・ドゥ・ミクニ】
ミクニ料理が超絶なのは言うまでもないので割愛するとして、
(ex 海老蔵の披露宴)
コルビジェの弟子、坂倉準三の歴史的建造物
(世田谷から軽井沢に移築)
(世田谷から軽井沢に移築)
の中で食事ができるという体験自体が、
建築ファンとしては最高にうれしい。
建築ファンとしては最高にうれしい。
佇まいは和風だけど、実際は超モダン。
しっかりとコルビジェ・イズムが貫かれている。
大きな回転窓
天井の高いリビング(暖炉つき)
中二階へのアプローチ
外と内の境目を絶妙にぼかす縁側
すべてが計算しつくされた空間。
こういうのを本当の「和モダン」って言うんだよ!
居酒屋、ホテル、テレビ局、OLは、気安く「和モダン」を使うなかれ!
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